ラストサムライのロケ地 書写山圓教寺
ラストサムライのロケ地 書写山圓教寺
先日、書写山圓教寺に行って、長吏である、大樹玄承様にお会いしてきました。
書写山圓教寺は、兵庫県姫路市にあり、「西の比叡山」と言われる大寺院で、西国三十三霊場の第二十七番札所です。
映画やドラマの舞台、ロケ地をめぐる “聖地巡礼”。実は、ここはトム・クルーズや渡辺謙が出演した「ラストサムライ」のロケ地になった場所なんです。トム・クルーズが撮影のために毎日、神戸のホテルからヘリコプターで書写山圓教寺に降りていたそう。
映画公開は2003年で、正直なところ、私はこの映画もお寺も知らなくて、姫路の山上の書写山にちらほらと海外の方々が観光をしに来ていることに少しびっくりしました。
書写山圓教寺で一番に迫力を感じる「三つの堂」があるのですが、実際に映画を見ると、多くのシーンで出てきて、映画の中でも、自然と融合した圧倒的な雰囲気を感じられましたが、実際に足を運んでみると、壮大な建物に囲まれていて異空間でした。
実際に映画監督がたまたまここに足を運んでみたときに、この連なる三つの堂に何かを感じ、ラストサムライの撮影地に選んだことが想像できました。
(摩尼殿奥秘仏 如意輪観音像)
そしてここには、京都プラスのコンシェルジュを担う近藤さんのお祖父様が彫刻された像が置かれているとのことで、特別公開されている摩尼殿奥秘仏 如意輪観音像とともに、拝見してきました。
奥にあるのが、近藤さんのお祖父様の作品
これが凄くいい顔をしてるんです。
これは、90年ぶりに大移動された四天王像。(国指定重文・通常非公開)お寺が開かれた当初と同じ場所に戻され、釈迦三尊像と計7体が再会されました。
書写山圓教寺の長吏である、大樹玄承様は、比叡山延暦寺でのヘリコプター遊覧開始についてもご存知であり、ヘリコプターの遊覧を含め、たくさんの面白いお話を聞かせていただきました。
書写山圓教寺での撮影期間中、トム・クルーズが宿泊していたのは神戸のホテルだったそうですが、宿から撮影地までの移動時間は30分以内という契約があり、その契約を満たすために、神戸から書写山へはヘリコプターで15分、そこから大講堂まで15分だった、という裏話は、そもそもそんな移動時間の契約があること自体にびっくりしました。
さすが大忙しのトム・クルーズ、と思いました、、
書写山圓教寺にヘリコプターが降りられるようになれば、書写山圓教寺へのアクセスが一気に容易になり、比叡山延暦寺と書写山圓教寺が直結になり、そのままヘリコプターで関西国際空港まで送迎することも可能になります。(逆も然り)
今回のお話では、まだヘリポートが開拓できるのかが問題です。
京都プラスのお客様にすごいと喜んで頂ける旅行プランを作れるかが大切で、またそれを継続していくことが重要だと感じています。
私はこのような経験を通して、たくさんの人と関われるこの仕事に意義を感じています。
延暦寺のときも、徳之島のときも、社会に喜びを提供してる側の人間に沢山出会わせてもらう中で、皆さんから学ぶことは本当に多くて、また深くて…日々にやにやして仕事をしているということが、本当のところでした。
この仕事を通じて、私自身が成長していけると感じられ、また私の成長を皆様に感じてもらえるようになれば嬉しいです。
藤井優奈