香港の保険会社に行ってきました
香港の保険会社に行ってきました
海外保険に加入するにあたって、実際に香港にある保険会社を訪れました。
保険の話はこちらこちらは、保険ブローカーの方がお客さんを連れてこられる場所で、ブローカーを通してアポイントメントが取れるそうです。
保険ツアーや講義が行われており、各国から保険に入りたい方が来られていました。今はチャイナリスクのことがあり、台湾や中国の方が資産を移すために多くのツアー客が来られるそうです。たまに日本人のツアーも来るそうです。
この保険会社は、本社をカナダに置いています。もし中国と、台湾・香港をめぐりデモや戦争が起こってしまった場合も、資産はカナダにあるので守られるからです。
こちらで保険会社の方を紹介していただき、保険会社の歴史から香港の保険事情などについて教えていただきました。
この保険会社は、親会社は158年、香港支社は132年目を迎えています。香港では1番古い保険会社です。トロント、ニューヨーク、フィリピン証券取引所で上場をしており、「Global100」という今後も持続可能な100社の1社としても選ばれています。
第二次世界大戦中には、イギリス政府が数ある保険会社・銀行からサンライフを選び、約720兆円を預けました。個人だけではなく世界中の国からも信頼をおかれた保険会社だということがよくわかりました。
私はUSD500ドル(約750万円)を支払い、老後に約1億円になる保険商品に加入しました。日本ではほとんど耳にしない情報ですが、香港の人は当たり前のように知っており、多くの人が加入しているそうです。
老後には、私的年金としてお金を引き出して使うこともでき、老後資金のひとつとしては十分だと感じていましたが、物価の高い香港に住んでいる人は「こんなのじゃ足りない、もっと必要だ」と言う人も結構いるそうで、日本での感覚とだいぶ違うところに驚きました。
保険法を少し知ることでも、世界を見ることでも、日本では常識だと思っていたことが、世界では非常識だったりしました。例えば、日本では直接保険会社と保険を契約することは一般的ですが、香港では保険に加入するにはブローカーを通じて保険加入する必要があり、保険会社と直接は契約できないそうです。
もし知らなかったら「なんか怪しい」という気持ちになるのですが、今回実際に香港に足を運び、自分の目で見て、聞いて、感じることが大切だと改めて思いました。
保険説明や、カプチーノやお菓子、持ち帰り用のフルーツティーなど、日本に負けず劣らずのおもてなしをしていただきました。
藤井優奈