サイパンの景色
サイパンの景色
サイパンって、今まで何か聞いたことがあるけど、行ってきたっていう人は聞いたことない
というくらいのイメージでした。
調べてみたら、かつてはハワイのように日本人のバケーション地として大人気で、賑やかなところだったという印象を受けました。
実際にサイパン島に着いて道を走ると、道が舗装されておらずガタガタだったり、一昔の建物やお店が並んでいたり、時が止まっているような感じがしました。人通りも少なくて、空き家になっているお店が多かったです。
日本食レストランがたくさんあり、街のあちこちにも日本語があって、当時のままの雰囲気が残っており、昔と今の賑わいの差をものすごく感じました。
日本語で喋りかけると理解してくれて、カタコトの日本語で会話してくれる場面が多かったです。どれくらいの日本人がここに来ていたのかなんて知らなかったので、こんなに離れたサイパン島で日本語が通じると思っていなくてびっくりしました。
アメリカがサイパン島を見守っているけど、欧米人はほとんど見かけず、アジア人がたくさんいる・・・観光客は韓国人と日本人がほとんどを占めていてアジアのリゾート地に来たように感じました。
さらに昔に戻ると、太平洋戦争時代に日本がサイパン島を占領し、日本人が優位に立っていたという歴史があります。
その後に日本の資本がサイパンに入り、ホテルなど賑わったのですが、今は日本企業も多く撤退してしまっていまいました。
私は人が少ないところが好きで、エメラルドグリーンの海の景色が広がるサイパンは、静かでのんびりとしていて、とても快適な時間を過ごすことができました。
オーシャンビューが広がるお店でランチをして、自分だけがこの景色を独占しているようかの気分になれて、とても良かったです。
正直、多くのお店が廃墟のようになっており、本当に日本人に大人気のリゾート地だったのかな、と感じ、昔日本人で盛り上がっていたサイパンを見てみたいとすごく思いました。
海を楽しむなら、綺麗な海が広がるのに混んでいないビーチがあるサイパンは十分すぎるほど贅沢で、最高でした。
その土地の歴史も学ぶことができて、更に記憶に残る場所になりました。
藤井優奈