刀鍛冶しか扱えない、高純度の鋼「玉鋼」でつくる小刀
刀鍛冶しか扱えない、高純度の鋼「玉鋼」でつくる小刀
2022年3月31日
前回、日本刀について学んだところで、今回は、小刀作り体験の一連の流れをご紹介します。
前回のブログで、「日本刀は、ただの武器ではない、刀には神が宿っている。」というお話をしました。
日本刀のことを勉強していくうちに、私自身、刀は日本を代表する美術工芸品でありながらも、知らないことや勘違いしていたことが多くありました。
そして、小刀作りを通して、新しく知ったことが更に自分の中にスッと入っていきました。
日本人と深い関わりがあっても、現代では実際に日本刀を目にすることや、触れることが限られ、日本刀は一般的に遠い存在になっています。
だからこそ、私たちは、小刀作りを通じて日本刀の圧倒的な美の世界を、皆様に体験してもらいたいと思っています。
[小刀作り体験の概要]
- 小刀をつくることができるプランです。
- 日本刀と同じ材料「玉鋼」を使います。
- 日本刀と同じように刃文を入れます。
- 自分の名前を刻み、木箱に入れてもらい完成です。
体験は、日本刀を知ることから始まります。
刀鍛冶、中西裕也さんから、日本刀を実際に持って、刀の見るポイントを細かく教えてもらいます。
小刀作りの流れを確認して、いよいよ製作へ。
中西さんのサポートを得ながら製作していきます。
舞い上がる火の粉
真っ暗な中で燃える青い炎
赤く熱された製作途中の小刀
小刀は約4時間でできます。
小刀作り体験の前に、是非参考にしてみてください。
まとめ
一生懸命に鉄の塊を打ち、自分の名前を彫って完成させる、自分だけの小刀。
刀鍛冶の中西さんは、「現代では、刀のことを学ぶことや、触れる機会が限られているため、日本人でも日本刀を理解できる人は少ない」とおっしゃっていました。
だからこそ、小刀作り体験を通して、実際に日本刀を目にして、触れて、皆様に日本の美しさや豊かさに触れる、特別な喜びと体験を届けたい。
そんな思いで、小刀作り体験を実施しています。
是非、刀に込められた日本の真価、美に触れる特別な体験と喜びを、京都で体験してみませんか?