京都が観光客だらけ
京都が観光客だらけ
京都に桜の撮影をしに行きました。
京都は今、世界中から人々が集まりすごいことになっています。観光客の8割が海外の人という感じで、お寺や神社は人で溢れかえっています。
京都らしい場所でゆっくり桜を見たかったのですが、なかなか時間が取れず少し時期が遅れて「哲学の道」という散歩道に行きました。
哲学の道は、疏水に沿って歩道が2キロほど続いています。水沿いに咲く桜の歩道です。銀閣寺から南禅寺近くまでずっと桜並木が続いていて、下を見ると鴨が優雅に泳いでいて、日本情緒溢れる道でした。
ほどほどに人がいて、ちょうどいいくらいに活気がありました。
お寺や神社に行くと、日本人の姿も散見されますが、ここ辺りを歩くとほとんどが海外の観光客で、日本語が聞こえてこないので、もはや海外にいるような感覚です。
30年ほど昔は「海外の観光客がいない状態でこのくらい賑やかだったのだよ。全員日本人だった。」ということを聞き、そのくらい日本人が外出をしていないという風に捉えられました。
30年続く不景気や物価上昇という言葉をよく聞くようになり、確かに京都や東京のホテルの価格が今までの2倍近くするようになっていたり、銀座のとあるラーメンが3000円だったりと実際に体験しました。
給与はあがらず、物価は上昇はするというのは日本人が外出をしなくなった、外出できなくなった原因のひとつだと感じました。
例えば、今まで記念日やお祝いに10万円で泊まれていたホテルが20万、30万とするようになってきてしまうと、そこまで価値を感じないなどの理由があると思いますが、なかなか泊まれる人もいないと思います。一方で、物価上昇は全然気にならないという層も増えています。
日本が二極化していて、富裕層も増えてくるという未来もしっかり捉えてビジネスを展開していこうと思います。
藤井優奈